平成18年度中国地区コンビナート保安連絡会議について
中国四国産業保安監督部
 中国四国産業保安監督部では、今年度、産業保安の政策ミッションとして、『産業事故防止に向けた科学的知見に基づく検討の場として「中国地域産業事故防止対策検討会(仮称)」を設立し、事故情報の検討を行い、水平展開を図る。』を掲げており、去る11月30日(木)〜12月1日(金)の2日間、「中国地区コンビナート保安連絡会議」を開催し、事業所間の情報交換及び事故事例等の報告を行うとともに、学識経験者による検討・アドバイス及び講演により、各コンビナート地区への産業保安情報の水平展開を図りました。
 

岡山大学
鈴木教授
による講演
広島大学
迫原教授
による講演
会議風景 当部
佐々木部長
による講演

【中国地区コンビナート保安連絡会議の位置付け】
 我が国でも有数のコンビナートが立地している中国地域にとって、コンビナート地区における保安の確保は、事業者はもとより、地域にとっても、また、我が国経済にとっても重要な課題であるといえます。

 コンビナート地区の保安の確保の一助とするため、例年、管内コンビナート地区の特別防災区域協議会及び事業者並びにコンビナート地区が存在する岡山県、広島県、山口県の担当課が一同に会し、中国地域の各コンビナート地区相互の情報交換を行い、保安確保と事故防止に資することを目的に開催してきました。

 今年度は、上記ミッションの実践のため、特に学識経験者も招いて、より充実した水平展開を図りました。
 
【会議のとりまとめ】
 本連絡会議においては、各特防協からの報告では、各地区の特色や課題に合わせた共同防災事業においてコンビナート地区内の事業者相互の連携や情報交換が展開されているとの報告と併せ各地区特防協間相互の情報交換が図られました。特に、事故事例についての報告では、事業所のおける事故事例の解析、検討の様子や再発防止対策の策定等、他のコンビナート事業所が保安活動を進めていく上で参考となる貴重な経験が報告されました。

 さらに、今年度は、「コンビナート保安の現状と課題」をテーマに、学識経験者として岡山大学大学院鈴木和彦教授、広島大学大学院迫原修治教授を招き、また産業保安行政の立場から当部佐々木部長の3氏による講演を行い、学識経験者からはコンビナート事業者の今後の課題として、技術の伝承の必要性等が強調されたとともに、保安管理システムの構築に当たっての留意点等が指摘され、当部部長からは現場巡視の重要性についての示唆がなされ、本連絡会議は単にコンビナート地区相互の情報交換にとどまらず、事故事例等貴重な産業保安情報の水平展開、さらにはコンビナート地区における保安の確保に当たっての課題についても提起されました。

 今後とも、本連絡会議が、管内各コンビナート地区及びコンビナート事業者の保安の確保にあたり、保安防災事例などの産業保安情報の水平展開の場として重要な役割を果たしていくよう継続した事業として取り組むこととします。
なお、会議概要についてはこちらをご覧下さい。