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平成21年2月3日
ガス事業者の皆様

建物の外装工事において給排気設備をビニール等で覆ったことによるCO中毒事故が多発しています!。
事故の再発防止の観点から外装工事関係者等に対し、業務機会等を通じて積極的に事故防止の周知をお願いします。
 給排気設備をビニール等で覆ったままガス機器を使用したことによるCO中毒事故が発生しています。
○給排気設備をビニール等で覆い、そのままの状態でガス機器を使用すると、ガス機器が不完全燃焼を起こし、燃焼排ガスが室内に流入して、CO中毒事故の発生につながります。
○工事の際、やむを得ず給排気設備をビニール等で覆う場合、お客さまにガス機器を使用しないように必ず周知してください。
○作業終了後は、必ずビニール等の覆いを忘れずに取り除いてください。
1.管内において、2009年1月17日に給排気設備をビニール等で覆ったままガス機器を使用したことによるCO
 中毒事故事故が発生しました。また、類似事故としては、2006年2月8日にガス機器をビニールで覆ったまま
 でのガス機器使用によるCO中毒事故が発生しております。

【工事の際、注意していただきたい給排気設備】
 FE又はFF式の排気(給排気)トップ、BF式風呂釜の排気トップ、玄関ドアの通気口、浴室の給気口又は換気口、風呂釜の給気口や換気扇のウェーザーカバー等
 (写真:【
FF式の給排気トップの例、【BF式風呂釜の排気トップの例、【換気扇のウェーザーカバーの例
2.給排気設備をビニール等で覆い、そのままの状態でガス機器を使用すると、ガス機器が不完全燃焼を起こ
 し、燃焼排ガスが室内に流入して、CO中毒事故の発生につながります。   
    また、このような使用状況においては、不完全燃焼によるCO中毒のほか、不完全燃焼を起こしたことにより
 未燃ガスがガス機器内部に滞留し異常着火して、ガス機器が故障する事故も発生しております。
3.COは無色・無臭の気体であり、吸い込んでしまうと軽症の場合は頭痛・めまい・麻痺等の中毒症状となり、
 高濃度のものを吸い込んでしまうと最悪の場合死に至ることがあります。
4.外装工事関係者の皆様は、以下の点について徹底していただくようお願いします。
 ○工事の際、やむを得ず給排気設備をビニール等で覆う場合、お客さまにガス機器を使用しないように必ず周
 知してください。
 ○作業終了後は、必ずビニール等の覆いを忘れずに取り除いてください。
5.周知チラシを作成しておりますので、ご活用ください。
  【
周知チラシ:1,453KB
管内における外装工事に関するガス事故(2006年~2009年)
事業 発生日 場所 人身被害 事故概要
死亡 中毒 負傷
一般
(13A)
2006年2月8日 千葉県 0 3 0 需要家が入浴していたところ、気分が悪くなり、3名がCO中毒となった。
原因は、外壁塗装工事に伴い、塗装業者が当該住戸の屋外式湯沸器並びに浴室窓をビニールで覆ったため、不完全燃焼が発生し、排気ガスが浴室の窓から屋内に流入しCO中毒が生じたものと推定される。
一般
(13A)
2007年6月12日 千葉県 0 0 0 需要家が水を出しながらお湯に切替えるためにFF式湯沸器のリモコンスイッチを入れたところ、異音がして機器フロントカバーの一部が歪んでいた。
現地調査を行ったところ、筒状に加工したビニールが給排気トップ周辺の通路に落ちており、塗装業者からは確認できなかったものの、これが給排気トップに取り付けられ着火の圧力で外れた可能性があると考えられる。
原因は、塗装業者が給排気トップをビニールで覆ったことにより、機器の安全装置により停止したが、燃焼室内の空気が置換されないため未燃ガスが燃焼室内に溜まり、再点火時に着火したものと推定される。
一般
(13A)
2007年10月20日 埼玉県 0 0 0 需要家が、塗装業者から外壁塗装のため屋外式湯沸器に養生のビニールシートを被せたため、当該機器を使用しないよう連絡を受けたものの、当該需要家が誤って湯沸器を点火させたところ、機器本体のケーシングが変形した。 
原因は、機器の外側がビニールシートで覆れたことにより極端に狭い空間での給排気環境となったため、未燃ガスの多い排気、又は、着火せずに生ガスの排気となり、狭い空間に排気されたこれらのガスが再度機器内部に吸気され着火したものと推定される。
一般
(13A)
2007年11月18日 東京都 0 0 0 塗装業者が外装工事のためFF式湯沸器の給排気トップに養生のためにビニールを被せ、この状態で需要家が湯沸器の点火操作を数回繰り返したところ、異常音がして湯沸器の前面カバーが外れ、機器内部のケーシングがわずかに変形していた。
原因は、塗装業者が給排気トップをビニールで覆ったことにより、炎がリフトして安全装置により湯沸器が停止したが、燃焼室内の空気が置換されないため未燃ガスが燃焼室内に溜まり、再点火時に着火したものと推定される。
一般
(13A)
2007年12月4日 東京都 0 0 0 塗装業者が外壁塗装のため屋外式湯沸器を養生ビニールシートで覆ったため、使用禁止の周知をしようとした時に、需要家が湯沸器を使用し、機器のケーシングが変形した。
原因は、機器の外側がビニールシートで覆れたことにより極端に狭い空間での給排気環境となったため、未燃ガスの多い排気、又は、着火せずに生ガスの排気が出され、狭い空間に排気されたこれらのガスが再度機器内部に吸気され着火したものと推定される。
一般
(13A)
2008年8月20日 神奈川県 0 0 0 需要家が屋外式風呂釜を使用したところ、大きな音がして機器が壊れた。
原因は、外装工事の際に作業者が機器の排気口をテープで貼り養生したまま作業終了したため、未燃ガスが機器内部やパイプシャフトに充満し着火したものと推定される。
一般
(13A)
2009年1月17日 千葉県 0 2 0 需要家が入浴していたところ、2名がCO中毒となった。
原因は、塗装工事に伴い浴室の換気口と給気口がビニールシートで養生され、この状態でCF式風呂釜が使用されたため、不完全燃焼が発生し、さらに台所の換気扇が回されていたことにより高濃度のCOがあふれてCO中毒になったものと推定される。
本件に関するお問い合わせは下記まで
関東東北産業保安監督部  保安課 伊藤 
電話:048-600-0359(直通)