本年も余すところ僅かとなりましたが、貴鉱山・製錬所におかれましては、保安の確保について格段の努力を続けられていることと思います。
さて、今年の11月末までの災害状況は、全国の鉱山においては、死亡災害が1件(その他:ガス中毒)、休業4週間以上の重傷災害が13件発生しています。管内においては「運搬装置のため(コンベアのため)」による巻き込まれ災害(重傷)が1件発生するという結果となっています。災害の発生した鉱山においてもリスクマネジメントに取り組んでいると思われますが、依然として「巻き込まれ」、「墜落」といった災害が多発しています。
さらに、電子メール又はFAXでお知らせしていますが、12月に入ってから、全国では凍結した鉱山道路で転倒したなど冬期特有の災害も発生しています。
一方、鉱害については、大規模な震災・豪雨等が発生するなかで、管内では貴鉱山・製錬所の皆様のご尽力により、幸い発生はありません。しかしながら、昨今の情勢として鉱山・製錬所周辺住民の生活環境保全に対する関心は非常に高く、鉱山・製錬所に向けられる目も増々厳しいものとなっています。鉱害防止の観点から各施設の維持管理については一層の強化が必要です。
特に、年末年始の時期は普段と違った作業が増加し、作業のリズム、生活のリズムに変化が見られることから、疲労等ヒューマンファクターに起因する災害や鉱害が発生する恐れが多くなり、保安確保の上からも特別の配慮をしなければなりません。
貴鉱山・製錬所におかれましては、年末年始を迎えるにあたり、特に下記の事項について貴鉱山・製錬所の実態に即した保安対策の見直し・再点検及び鉱山労働者への周知を行い、災害及び鉱害の未然防止に万全を期されるよう要請します。
記
1.作業監督者等による休日前後の巡視、点検の強化及び保安上の的確な指示。
2.火薬類、毒劇物・油脂類等の盗難・紛失防止のための管理の強化及び休日前における火薬類取扱所の存置火薬類の返還の実施
。
3.年末年始前後の臨時作業、特殊作業に対する管理者による作業手順の確認並びに作業員に対する明確な指示の徹底。
4.車両系鉱山機械及び自動車の休日前後の点検・整備の徹底。
5.鉱山道路及び車両通行箇所の点検・整備の徹底(特に路肩の強度・転落防止)。
6.残火の始末等、火災防止の周知徹底。
7.凍結、融解時の点検強化による、落石、岩盤の崩壊、転倒等に対する災害防止対策の徹底。
8.休日前における3Sの実施。
9.鉱害防止施設及び応急資材等の点検・整備の実施。
10.災害等緊急時の連絡・通報体制の周知徹底
※ 万が一災害・鉱害が発生したとき、又は発生のおそれがあるときは速やかに当課緊急連絡先まで、一報してください。