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平成24年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。
昨年は、宮崎県の新燃岳の活動活発化、東日本大震災の発生という歴史的にも大きな出来事が起こった年でありました。特に、東日本大震災においては、東日本を中心に大きな被害が発生し、今も復興に向けて作業が行われているところであります。
この震災により、被災された皆様に対しまして、心よりお見舞い申し上げるとともに、被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
昨年の当部の所管する産業における災害・事故の発生状況は、一昨年に比べ件数はほぼ横ばいであったものの、罹災者数は2倍近く増加しており、特に、ガスの事故については、業務用ガス機器の使用中に、給排気不良や換気扇の不使用により、一酸化炭素が発生し、従業員や顧客が中毒となった事故が6件発生し、計30名の中毒者が出ました。
さらに、電気関係では、巡回中の職員が、進入禁止であった高圧充電施設に進入、充電部に接触し、感電・死亡した事故が1件発生しております。
これらの事故の多くは、基本的な安全のルールを遵守する意識の低さ、使用設備の保全不良や危険を回避するための器具の不使用等保安の根幹部分に起因するものがほとんどであると考えられ、設備が基本的に有する危険性の意識の保有等、機器・設備に携わる全ての人々の意識の更なる向上が改めて求められているところです。
また、我が国の経済も東日本大震災の影響により大きな打撃を受け、九州地域の経済も依然厳しい状況にありますが、事業者の皆様や従業員の皆様におかれましては、こうした状況下にあっても、常に保安に対する高い意識を維持しつつ、国民の皆様へ安全・安心に裏付けされたエネルギー及び資源の安定供給を行っていただきたいと思います。
九州産業保安監督部としましても、保安確保に向け、昨年に引き続き、効率的・効果的な立入検査を行い、法令違反には厳然たる態度で臨む所存です。また、関係機関とは一層連携を強化して、重大事故発生時の初動対応の迅速化、防災情報の共有等防災体制の充実を図るとともに、事故の原因分析を徹底し再発防止への取り組みを強化していきます。
さらに、ホームページ、会議・講演会等を通じて、事業者や国民の皆様に必要な情報をタイムリーに提供するなど、電気・ガスの安全使用に向けた啓発活動を強化してまいります。
こうした取り組みを遂行していくため、監督部職員は自ら研鑽して技術向上を図り、地域社会における安全文化の徹底・定着に向け、なお一層の保安確保に努めてまいります。
最後になりますが、平成24年が皆様にとって良い年となりますことを祈念して、私の年頭所感といたします。
平成24年1月 九州産業保安監督部長 柏葉清志
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