BWRでの原子炉補助設備の1つで、原子炉停止
後何らかの原因で復水・給水が停止した場合に、復水貯蔵槽(タンク)又は圧力抑制プールの水を原子炉に供給し、燃料の崩壊熱
を除去する系統。全交流電源喪失
時にも原子炉への注入を可能とするために、タービン動のポンプが採用される。110万キロワット(kW)級のBWRでは、ポンプ1台が設置され、定格流量は約140立方メートル毎時(m3/h)、揚程は200~900mである。一方、ABWRにおいては、高圧系充実のため、非常用炉心冷却設備
としての機能も有し、初期水源は復水貯蔵槽(タンク)から、また、最終水源として圧力抑制プールから吸水し、給水管を経由して原子炉圧力容器
に注水し、高圧炉心注水系
、低圧注水系
などと連携し、炉心を冠水維持するようになっている。BWRと同様、タービン動のポンプ1台が設置され、定格流量は約180立方メートル毎時(m3/h)、揚程は200~900mである。